こんにちは、ザリガニです。
私は現在、米国高配当株を選好した投資を行っています。
配当金が好きになったことの原点は何だったかと振り返ってみました。
それは配当金を郵便局で初めて受け取ったころの経験にさかのぼります。
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投資をはじめたころ
私は25~26歳の頃、日本個別株と投資信託を中心に投資をしていました。当時は主に株式の売買益を狙って取引をしており、配当金は全く気にせず取引をしていました。
正直なところ、「配当金が利回り1%とか2%/年で配当されるといっても、そんなの株式売買で狙える利幅と比べれば微々たるもんじゃん。気にしない気にしない」といったようなスタンスでした。
これは日本の個別銘柄に手を出し始めた頃の話で、配当のことはまったくの無知でした。次のようなことにも無頓着でした。
- 配当がいつ支払われるのか、
- どの時期に株を保有していたら配当の権利が得られるのか、
- 株主はどのようにして配当金を受け取ることができるのか、
- そもそも配当金はどのような仕組みで株主に支払われているのか
そんな中のある日…
そんな中のある日、自宅に「配当金領収証」なるものが届きました。
封書を開けて中を読んでみると、「保有している株式の配当金が支払われたので、郵便局で受け取って下さい」とのこと。
(注:繰り返しになりますが、当時私は配当金の受け取り方はまったく知りませんでした。)
ということで、会社の昼休みにでも郵便局に行って受け取ってみよう。となりました。
郵便局に行って、配当金領収証を窓口に持っていきます。
私にとっては初めての手続きでちょっとドキドキ。
なんて考えてたりしてました。
窓口の方はまるで通常業務のように慣れた手つきで領収証を受け取って下さり、淡々と処理してくれます。(実際通常業務だったのでしょう)
つり銭トレイに載せられた配当金。
初めて受け取った配当金の額は3~4,000円くらいだったと思います。
給与収入以外の収入の手段を持っていなかった私にとって、なんだかとても不思議な感じがしました。
これは本当に自分のお金なのかな?って。
当時は配当金をもらったのが嬉しくて、おいしいものを食べに行ったり、ちょっといいレストランに行ったりしていました。もともと手元に無かったはずのお金ということで、臨時収入的な意味合いでパーっと消費していました。
当時は日本株を複数銘柄保有していました。これらの会社から毎年6月と12月ごろに配当金領収証が送付されてきます。
この領収証をもらうたび、郵便局で現金(配当金)を受け取るわけです。
で、なんかおいしいものを食べる。(やっぱり食べ物に使うわけです)
これを繰り返していくと、配当金領収証を持って郵便局に行くのが楽しくなってくるんですよね。いかにもご褒美って感じなんです。3~4枚の領収証を持っていって合計5,000円とか1万円といった現金を受け取る。定期的に少額宝くじが当たるというような感じです。

2年間くらいこんな経験をしたことが「配当金とはなんぞや?」ということを実感したきっかけだったと思います。最終的には1回で3~4万円を郵便局で受け取ることもありました。
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株主優待も少しだけ…
同様に、株主優待も狙った投資も少しやっていました。
旅行が好きだったのでANAやJALの株を買いました。株主優待券を金券ショップで換金すると、3,500円とか4,000円で売れました。

すかいらーく株を買って、すかいらーく系列店舗で使える株主優待券を年間20,000円分とかも手に入れました。これは平日朝や土日にガストで勉強したりするときに使いました。
こういう経験を重ねていくと
配当金という現金が入ってくる(あるいは現金相当の優待が手に入る)、という実体験が投資継続・資産形成継続のモチベーションになってくると思っています。
今現在は、配当金を臨時収入として使ってしまうのではなく、再投資に回すようにしています。具体的に何かのモノやサービスに消費しているわけではないのですが、毎月・毎年一定の配当金が入ってくる状態はなかなか心地よいところでもあります。
不労所得の実現ですね。
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現在は…
株主優待目的の銘柄保有はしておらず、米国市場中心としたETF投資・配当金投資を中心に据えています。
投資対象としての魅力はもちろんですが、米国株だと1年に4回配当の会社が多いので、単純にうれしいんですよね。日本株に投資をしないわけでないのですが、年1回とか年2回の配当回数はちょっと待ちきれないところがあって、これまで避けていた部分があります。実感が得づらいんですよね。
とはいえ、今は毎月配当金が入ってくるようになっていますから、年1回とか年2回配当の銘柄やREITを保有してもいいかな~とは思っています。国内であれ海外であれ。
現在は配当金を現金で受け取ることは無くなり、証券会社の口座内で受け取るようにしています。
配当金を郵便局で直接もらうことと比較すると実感は少なめなのですが、証券口座内の記録に淡々と配当記録が積み上がっています。いまは証券口座の情報をマネーフォワードで連携させて、資産額を確認できるようにしています。
今となっては、毎月400~500ドルが配当として入ってくる仕組みができあがっています。年額にすると5,500~6,000ドルほどです(19年4月時点)。これは税引き前の額とはいえ、私の手取り給与の1.5~2ヶ月分に相当します。なかなかインパクトのある数字として育ってきました。この数字をどんどん大きくしていくべく、資産形成を進めているところです。
終わりに
インターネットで投資ができる環境が整い、給料振込口座から証券口座への振込み、株や投資信託の売買、配当金の受領、確定申告といった一連のことがオンラインで完結できるようになっています。今ではPCではなくスマホでも完結できるくらいです。
指先一つ、ベッドの上でも完結できてしまう行いだからこそ、実感は伴いにくいかもしれません。郵便局で配当金をもらったり、あるいは株主優待品をもらったりといった投資の成果を現物で受け取って、実体験を得るというのはそれなりに良いきっかけだと思っています。
配当金のことについて無知だった自分が、今こんなブログを書いたりしていることもなんだか不思議ですね。5~6年前の自分にはまったく想像できなかったことだと思います。
以上、実物・現物をこの目でみること、体験することって大事だったよなって思ったって話でした。オチもなくてすいません。
ではまた!
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