ザリガニの米国株と資産運用の日記

30代前半サラリーマン ザリガニによる米国株を主とした資産運用と日々考えたことを記すブログです。経済的自由を目指して!

経済

高齢者のお金に関わる統計をまとめてみた話|収入は?資産は?年金は?

2018/07/29 2018/08/01

こんにちは、ザリガニです。

先日の記事で、日本の高齢化や寿命などについて話をまとめてきました。

 

上記のような高齢者の現状について分かってきたところ、私が次に興味をもったのは高齢者の経済状況です。

  • いまの高齢者はどのような暮らし向きをしているのか?
  • 資産はどれだけ保有しているのか?
  • 収入はどのような状況なのか?その経路は?

そんなデータを調べてまとめてみました。

 

それでは、どうぞ。


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経済的な暮らし向き

内閣府が行った調査によると、経済的な暮らし向きに心配ないと感じる60歳以上の者は64.6%でした。(「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」と「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」の合計)

また、年齢階級別にみた場合、年齢階層が高くなるほど「心配ない」と回答した割合は高く、80歳以上では71.5%に達します。

出典元:内閣府「高齢者の経済・生活環境に関する調査」(平成28年)

 

この「心配していない」割合は私個人的に多めなのかな?と感じました。調査対象は60歳以上の人たちであり、実際にリタイヤ目前、あるいはリタイア後であること、ライフイベントや必要資産額の見通しがおおよそ立っていることが一つの要因かもしれません。

 

高齢者世帯の所得

高齢者世帯(65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯)の平均所得は308.4万円でした。

全世帯から高齢者世帯と母子世帯を除いたその他世帯(645.1万円)の5割弱となっています。

 

出典元:内閣府 平成30年版高齢社会白書(全体版)

なお、上記の平均等価可処分所得とは、世帯人員数が少ない方が生活コストが割高になり、人員が増えるほど生活コストが低くなるといった影響を調整した値です。世帯の可処分所得とは、世帯収入から税金・社会保険料等を除いたいわゆる手取り収入のことです。

 

所得の分布

次に、世帯別の所得金額の分布を示します。

前項で示した所得は平均値なので、高所得層の影響で高めに引っ張られます。ですので、実際の所得に基づいた世帯所得分布で見るとイメージがわきやすいと思います。

所得金額の分布の中央値は全世帯で427万円、高齢者世帯では244万円となります。

データ元:厚生労働省 平成28年 国民生活基礎調査の概況

 

 

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公的年金への依存度

下記図は、年金を受給している高齢者世帯において、総所得のうちどれだけ年金収入に依存しているのか、その世帯割合を示したものになります。

データ元:厚生労働省 平成28年 国民生活基礎調査の概況

すなわち、

  • 公的年金が総所得の100%を占める世帯:54.2%
  • 公的年金が総所得の80~100%未満の世帯:12.0%
  • 公的年金が総所得の60~80%未満の世帯:12.4%

といった感じです。

所得の100%を公的年金に頼っている割合が約55%もいるのは驚きでした。

とはいえ、公的年金も国民年金や厚生年金、共済返金が含まれますから、その内訳と金額まで踏まえて考察する必要もありそうです。

ちなみにうちのおじいちゃん(90歳後半)は、年金を毎月30万超もらっているとか言ってました。今度のその内訳を聞いてみようかな。。

 

世帯別の所得

所得の種類とその額について、世帯の種類別にまとめました。

全世帯や児童のいる世帯では、稼働所得(勤め先から支払いを受けた給料・賃金・賞与の合計金額や事業所得など)が7~8割以上の大半を占めています。

一方、高齢者世帯においては、所得に占める公的年金の割合は65%程度です。その他の所得(企業年金、個人年金)を含むと、年金に依存する割合は7~8割に達すると考えられます。

なお、この表において、配当所得や不動産所得は「財産所得」のカテゴリーに分類されます。どの世帯をみても、財産所得は約10~20万です。

特に児童のいる世帯では、稼働所得の割合(90%超)と財産所得の割合(1.3%)には大きなギャップがあることが分かります。児童手当関連の収入を除くと、収入はほぼ稼働所得由来です。

 

その他の所得:仕送り、企業年金、個人年金などを含む

データ元:厚生労働省平成28年 国民生活基礎調査の概況

 

 

データ元:厚生労働省平成28年 国民生活基礎調査の概況

 

世帯主の年齢別に見た世帯当たりの平均貯蓄・借入額

厚生労働省が発表した平成28年「国民生活基礎調査の概況」によると、貯蓄の状況は以下の通りでした。

  • 全世帯では、「貯蓄がある」は 80.3%、1世帯当たり平均貯蓄額は 1031.5万円
  • 高齢者世帯では、「貯蓄がある」は79.4%、1世帯当たり平均貯蓄額は1221.6万円

借入金の状況も紹介します。

  • 全世帯では、「借入金がある」は 29.3%、1世帯当たり平均借入金額は430.1万円
  • 児童のいる世帯では、「借入金がある」は53.5%、1世帯当たり平均借入金額は947.6万円

世帯主の年齢グループ別に、世帯当たり平均貯蓄額の状況をみると、60~69歳が1337.6万で最も高く、次いで70 歳以上が1260.1万円です。

また、1世帯当たり平均借入金額の状況をみると、30~39歳が865.7万円と最も高く、次いで40~49歳が862.1万円となっています。住宅や車に掛かるローンの比重が大きいと考えられます。

 

データ元:厚生労働省 平成28年 国民生活基礎調査の概況

 

参考:持ち家率

参考までに、世代別の持ち家率のデータがあったので紹介します。

データ元:総務省「家計調査(二人以上の世帯)」(平成28年)

高齢者世帯の持ち家世帯率はすごいですね。現在の持ち家信仰が、今後30~40年かけて、この割合がどのように変化していくのかはとても興味深いです。

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終わりに

今回は、高齢者世帯に焦点をあてて、収入に関する統計をまとめました。

それぞれの家庭によって家族の人数やライフスタイルは異なりますから、この統計がどう捉えられるかはもちろんそれぞれの家庭によって違うと思います。

今後、少子高齢化の進行と人口の減少によって、現役世代における社会保障費の負担はどんどん大きくなっていきます。今の30~40代の世代が約30年後、どのような社会を迎えているのかは想像がつきません。今のうちから将来に備えて自助努力できる部分はしっかりしておかないとな、と思います。

特に今回興味深かったのは、配当所得や不動産所得といった「財産所得」は、どの世帯をとっても約10~20万/年であったことです。今の私の取り組みは現役世代のうちにこの財産所得カテゴリーをいかに大きくして、収入の複線化を行っていくかに注力しているところです。

とはいえ、「今は今!」でしっかり楽しみたいんですけどね!

 

それでは、また。

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関連記事です。日本の高齢化や寿命についてまとめた話です。

 

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自己紹介


こんにちは!ザリガニです。
30代前半独身男性。東京で外資系化学系メーカーのサラリーマン(研究開発職)をしています。
主に投資・家計・資産運用に関する記事を紹介します。ときどき運動や英語の勉強なども書く雑記ブログです。
趣味は運動と旅行。山登りと筋トレ、ランニングなど。犬と猫も好き。
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