オフ会

SBIアセットマネジメントのブロガーミーティングに参加してきたよ!の話

こんにちは、ザリガニです。

2020年1月24日夜、SBIアセットマネジメントさん(以下、SBI AM)主催のミーティングに参加してきました。

 

このブロガーミーティング実施の背景は、昨年2019年9月、SBI AMがバンガード社のETF VOOに連動するSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(商品概要はこちら)を世に出したことに端を発します。

なぜ、この商品を世に出したのか、なぜ、SBI AMがバンガード社と手を組んだのか、そんな思いを語ってくださいました。さらに、SBI AMとバンガード社が個人投資家の長期投資に資する商品は何かを参加者とディスカッションしてきました。

 

内容と感想をまとめました。

それでは、どうぞ。

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プログラム概要

  • 米国投資環境とSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドのご案内
  • バンガード社紹介並びにバンガード社の投資哲学について
  • 質疑応答並びに意見交換会
  • 日時:2020/1/24(金) 19:00~20:30
  • 場所:泉ガーデンタワーSBIホールディングス 会議室

 

既に複数のブロガーさんが記事をアップしています。合わせてこちらもどうぞ。

 

各プログラムの詳細をメモの取れた範囲でまとめます。

第1部:米国投資環境とSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドのご案内

まず最初は、SBIアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長の梅本賢一さんのお話でした。

梅本社長はこんな方。(写真引用元:こちら

金融業界に30年以上身を置き、運用も20年超の経験をお持ちで金融商品の開発にも携わってらっしゃったとか。SBI AMに来て3年ほど。60歳を超えるそうですが、見た目もしゃべりも若く、非常にエネルギッシュな方でした。終始にこやかに場を進めていただきました。

 

梅本社長の話:

  • 今回はSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(以下、SBI VOO)を設定した背景の話を主にしたいと思っている。
  • SBI VOOを設定したのは、あくまでも長期投資を見据えた話である。
  • 長期的に見ていくと、世界の株式は拡大していく。もちろんボラティリティはあるし、不況もあるけれど、長期的には成長していく。
  • SBI VOOのような商品に毎月積み立てをして資産形成に役立ててほしい。

 

  • 投資対象として、アメリカをどうみるのか?
  • 米国を取り巻く環境はどうなのか? 全世界のGDP成長率の成長予測は3.3~3.4%程度と見込まれている。先進国の中ではGDPの成長見込みはトップである(2%前後)。日本は1%未満。日本は他の先進国と比較すると、成長率が低い。(ザリ追記:原典となるIMFの資料のリンク、こちらの表1参照)
  • 米国より高い成長を見込む新興国もあるが、長期的な成長という観点からみると、資金の置き先を米国を中心とすることは妥当だろう。米中の貿易摩擦などの懸念はあるものの、米国の潜在的な成長率は3%程度あると我々は見ている。

 

  • お金をどこに置いておくか?というテーマにはいろんな考えがある。世界全体もあれば中国もあるだろう。
  • ひとつ押さえておくポイントは、株式世界全体の時価総額の構成比をみると米国が44~45%を占めている点だ。(中国:9.2%、ユーロ:8.1%、日本7.7%、その他:30.6%)
  • やはり、米国が中核となっている。
  • もうひとつ注目すべき点として、米国は1株当たりのEPSも堅調に右肩上がりを続けている。
  • SBI AMとしても、この数字(EPS/株)は引き続き右肩上がりの傾向にあると考えている。
  • SP500は米国市場の8割がたをカバーできていることから、NYダウの30種の指数よりも、追従する指数としても良いと考えている。
  • 個人の戦略に応じて、米国のSP500のような指数に加えて、新興国や米国の小型株を加えていくのも良いだろう。

 

  • SBI VOOは、設定時に信託報酬0.0938%(税込)で世に出した。これは設定日時点で最も低い信託報酬率である。
  • 私たちSBI AMからのメッセージは、長期的な資産形成に資する商品を提供したい。ということである。信託報酬が低くなると、投資家側の儲けは大きくなる。我々が長期の目線で顧客とお付き合いしていきたいとする姿勢の表れである。
  • 2019年にSBI VOOを設定して以来、3か月間で100億円の資金が流入してきた。2020年1月の最新の数字だと、現在資産預り高は136億円ほどである。
  • これは他社の類似商品と比較すると半分の期間で達成できている。
  • 信託報酬は、投信会社及び販売会社がそれぞれ0.022%、受託会社0.014%と、低く設定している。
  • その他、売買取引手数料も少ない。バンガードVOOを売買対象として取引しているので、売買回数も少なくなる。本ファンドに資金流入が続いているので、売却手数料はほとんどかかっていない。
  • その他、監査手数料など、各コストも抑えるようにしている。他社と同水準あるいは低くできるようにしている。
  • 現金比率を適切にコントロールしながら指数に連動させるようにしている。

 

  • SP500に連動するETFとして、SPYやIVVがある中、バンガードのVOOを選んだのか? その背景を説明したい。 
  • これらの2つの商品に比べ、VOOは純資産残高で劣っている。それでも短い期間で13.8兆円を集めるファンドとして成長している。
  • 我々はバンガード VOOを投資家に最も資するETFと考えている。経費率でいうと、IVV:0.09%、SPY:0.04%、VOO:0.03%と最も低い。受益者還元というバンガード社の理念、そしてその還元の仕組みが整っている。

 

以上、こんな感じでした。

米国を長期投資のコアとすること、その中でなぜバンガード社・VOOをタッグを組んだのか。そして投資信託商品として日本の投資家にどのようにアプローチしたいのか、熱く熱く語っていただきました。

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第2部:バンガード社の紹介ならびに投資哲学について

続いて、第2部はバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社より、ETF戦略部長の渡邊 雅史さんよりお話がありました。(写真引用元はこちら

 

バンガード社と言えば以下の内容に集約されると思います。

  • 創業者 ジャックボーグル氏の投資理念
  • 受益者還元というバンガード社の仕組み
  • 「Stay the cource」:航路を守れ、というキーメッセージ
  • バンガードの4つの投資哲学:「目標」「バランス」「コスト」「規律」

 

詳細の内容は、バンガード社主催のブロガーミーティングの話に通じるものがありますので、水瀬さんや青井さんのこちらの記事を参照ください。

 

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第3部:質疑応答

第3部は質疑応答セッション。

事前に集められた質問への回答とその場でのQ&A・ディスカッションがありました。

インデックスファンドのコストについて、御社として掲げている方針があれば教えてください。

  • SBI AM)基本的にはコストは下げる。そうして投資家の方の資産形成に報いたい。
  • 同じ・類似の指数に連動する商品があれば同等・低コストの水準は保ちたい。強調したいことは、我々はァンドの設定日の時点で考え得る最安の水準で提供するという点だ。

 

他社が信託報酬を引き下げる場合、追従するのか?

  • SBI AM)先に申し上げた通り、これ以上下げられないというような水準で提供している。ファンドの規模が大きくなれば、運用の効率化が図れるだろう。更なる投資家への還元方針も取れる可能性がある。
  • また、SBI AMの他の商品では比較的高めの費用を頂いているファンドもある。一方でインデックス型投資信託は投資家の長期運用に資するものを出していきたい。引き続き、低コストでやっていきたい。

 

ETFに投資するスキームはベンチマークとのトラッキングエラーが大きくなる傾向にあると思うがいかがか?

  • SBI AM)運用については、現金比率をコントロールするなど、トラッキングエラーを極小化するように手立ては講じている。なお、VOOの終値を参考値として取引している。
  • 前年10月に出した数字で、乖離率-0.07%という数字が出たが、これは9月の新規設定時に初期費用がかさんだ部分があったためである。10月単月だと、トラッキングエラーは-0.01%だった。
  • 長期的にはベンチマークに収れんしていくだろう。

 

コスト低減(いわゆる隠れコスト)への取り組みは?

  • SBI AM)売買委託取引手数料:手数料に関する具体的な数字は開示できないが、低コストにするようコントロールしている。
  • 有価証券取引税:現時点は、基本的にETFを購入するばかりなので、売却益に関する税金は発生していない。VOOを購入していくことから、他の指数のように現物株を細やかに売買して連動させていくよりも売買コストは低くなる。今後市場の変動で大きく資金が流出するようなことがあれば、税金が発生する可能性があるが、今のところこの項目のコストは無視できるレベルである。
  • 委託に掛かる有価証券保管費用:極めて限定的である。ファンド全体に対して数百ドルレベルである。
  • 監査費用:当ファンドの規模感から見ても限定的である。比較的低く、特段高いことはない。
  • コストがかかる各項目で、コストを下げる努力をしている。
  • これらのコストは、今後出る年次取引報告書で皆さんに共有できるだろう。
  • 以上のように、私(梅本社長)がここで喋るだけの自信がある商品だ。私は経営者としてケチである。下げられるコストがあれば下げていく。

 

今後設定のあるバンガード商品ファンドはありますか?

  • SBI AM、バンガード)検討はしている。むしろ皆さんからの意見も聞きたい。

 

Discussion内容:

  • 参加者→バンガード)VTIやVT、VYMなどは既に楽天投信で扱われている。これらの連動商品は他の会社では出さないのか?例えばSBI VTIとか。
  • バ)1社限定とすることではない。可能性はある。
  • 複数の参加者からのコメント)
    • VTなどがあると嬉しい。
    • 複数の選択肢があるのが大事。
    • 株式と債券が入っているバランス型のようなものがあるとよいかも(既にセゾンバンガードのようなものもあるけれど…)。
    • 世界のGDP比率に連動する銘柄なども面白いかも。
    • 新興国連動型商品も欲しい。
    • 米国バンガードのMutual fundに連動するファンドもあると。
    • 農林中金の「おおぶね」のような海外株式に投資するactive商品に注目している人もいる(Fund of the year 2019にもランクインされている)。
    • activeタイプの商品を低コストで、というニーズもあると思う。
  • バ)1社限定でタッグを組むのではなく、あらゆる方策ややり方を検討している。
  • バ、SBI AM)今年中の遅くない時期には、何かしたい・何か発表したいと考えている。
  • SBI AM)我々としては、ファンドを作るからには売りたいと思っている。低いコストで提供する方針なので、皆さんのお役に立ちたい。

 

雪だるまのウリは?

  • SBI AM)つみたてNISAが始まるときに、つみたてNISA向けにできるだけ低コストの商品を提供したいという目的で作った。常に最安水準で提供し、低コストリーダーであり続けてきたと思っている。
  • コストを低減するために、投資対象のETFの年1回くらいの頻度で見直しをしている。バンガード社商品だけでなく、場合によってはチャールズシュワブやState street社の商品を使うなど工夫もしている。

 

類似する商品の将来はどうなるのか?

  • SBI AM)カニバリ(共喰い)は良くないと思っている。整理する可能性もある。

 

SBI VOOが100億円の資金流入を達成した勝因は?

  • SBI AM)世のため人のためを考えて商品を出した。VOOというバンガード社のブランド力もあるだろう。世の中でSP500連動型の商品が広く受け入れられてきているものと理解している。

 

バンガード社と手を組んだ理由は?

  • SBI AM)バンガード社との付き合いは7年目ほどになる。Exe-iの商品を開発した時から。我々もバンガード社も、お客様に対してみている目線は一緒だと感じている。co-brandingだ。
  • バ)バンガード社は、コラボレーションする際のハードルを高く設けている。投資家へのソリューションを低コストで提供することだ。
  • バ)海外のETFを買うのにハードルが高い、手が届かないところから個人の皆様にアプローチできる手段だと思う。
  • バ)ETFと投資信託はうまく使い分けてほしい。車に例えるとETFのVOOがマニュアル。SBI VOOがオートマ。VOOは取引、為替、分配金を自分で取り扱う。一方でSBI VOOはつみたてを日本円でできるし、100円から買える。分配金も再投資されていく。ほったらかしに近い形で取り扱えるだろう。

 

トラッキングエラー低減の取り組みは?

  • SBI AM)先ほどの私(梅本社長)の話の中でもお話した通りである。
  • さらに、SBI AMでは、各商品のパフォーマンスを確認する会議を毎月行っている。
  • ベンチマークと差がある場合には、なぜか?今後どうするかを確認している。これは運用チームレベルチームでもやっているし、我々社長レベルが出席する会議でも確認している内容である。
  • 競合他社のパフォーマンスも確認していて、見劣りすることが無いようにしている。

 

梅本社長締めのコメント

  • 繰り返しになるが、世界の経済というものは長期的には拡大していく。
  • 米国は1株あたりのEPSの成長を続けている。GAFAをはじめとした、そのような大型株でもEPSが20~30%伸びていっている。日本ではなかなか考えられないことだ。
  • 米国を中心に、時間分散をしつつ、積み立て投資をしていってほしい。

 

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全般的な感想

SBM AMの梅本社長の熱い想いに圧倒された会でした。

米国中心か世界全体か?という議論は最近の株高で様々な議論を呼んでいるところですが、そのなかでSBI AM社がSBI VOOという投資信託を世に出した。そしてそれが3~4カ月の間に資産額140億円に近付く水準まで来ている。というのが一つの答えなんだと思います。

楽天のバンガードシリーズ、MUKAMのeMasis Slimなどの有力な商品がある中で、今後SBIとバンガード社がどんな魅力ある商品を出していくのか。これからがとても楽しみになる会でした。

ちなみに解散後、個人的にバンガード社の渡邊さんに次のような質問をしました

  • ザリ)バンガードのセクターETFのようなもの(VGTやVHT、VDCなど)を出す予定はあるか? またVanguard Small-Cap ETFやMid-Cap ETFなどを投資信託するかアイデアはあるか?
  • 渡邊さん)いずれも検討はできる。あとは個人投資家の長期投資に資するかどうかがポイントとなる。
  • 渡邊さん)セクター別の場合だと、その領域に恣意的に投資額を増すことになるのでそれが長期投資に活きるかというと…という点だろう。一方で、US mid capやsmall capの方は妥当性があるかもしれない。
  • ザリ)新興国単一国(あるいは単一地域)の商品や、株式債券を組み合わせたバランスファンドはどうでしょう?
  • 渡邊さん)それぞれ検討可能な内容だ。個人投資家のニーズに合う・長期投資に資するものを出していきたい。短期売買目線ではないところで。

という感じでした。やはり継続的に、長期目線で、つみたてで、資産を育てていける商品を保有しましょう。という感じでした。

 

会の雑感:

すごくよかったな、と思った点を1点。某ママさんブロガーさんは、お子さんを連れての参加でした。こういう参加を受け入れる懐の深さも良いなと思いました。

会の途中で、みなさん質問はありますか?と問われたときに、その子が「ハイっ」と元気よく手を挙げてくれたりと、和やかな空気感で進んだ会でした。

多様な背景をもつブロガーさんが集まれるのは、企画者にとっても私たち参加者にとってもWin-Winなんじゃないかなぁと思います。

 

あとは、SBI AMおよびバンガード社の方々と個々のブロガーとの交流の場でもあったので、もう15~30分くらい、立食形式のような形ででも、皆さんと交流の場があると嬉しいなと思ったところです。

とはいえ、SBI AMもこのような場の在り方を模索し、今後も継続されたいそうなので、また次回機会があればぜひ参加したいと思います!

カツサンド大変おいしかったです。食べきれなかったので持ち帰って妻と食べました。妻も感激しておりました。

 

企画・運営頂いたSBI AM及びバンガード社の皆様、参加者のブロガーの皆様、ありがとうございました。

それでは、また。

 

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ザリガニ
本サイトの管理人・運営者のザリガニです。 東京で外資系化学系メーカーのサラリーマンをしています。 主に投資・家計・資産運用に関する記事を紹介します。ときどき運動や英語の勉強なども書く雑記ブログです。 趣味は運動と旅行。山登りと筋トレ、ランニングなど。犬と猫も好き。




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