投資

【米国株の手数料下限が撤廃】SBI、楽天、マネックス証券で手数料負けを気にしなくてよくなった話

こんにちは、ザリガニです。

 

7月第1週から第2週にかけて、マネックス証券による米国株取引手数料の値下げをきっかけとして、SBI証券、楽天証券、マネックス証券3社のニュースが飛び交いました。

 

最終的に、3社とも米国株取引の最低手数料が撤廃されました。上限を20ドルとして、約定代金の0.45%が取引手数料となります。

 

各社の手数料比較
(2019年7月22日以降より適用、税抜き)

米国株式・ETFの
取扱銘柄数
売買手数料
(1回あたり)
最低
手数料
上限
手数料
サクソバンク証券 6,130 0.20% 5ドル 15ドル
SBI証券 約2,150 0.45% なし 20ドル
楽天証券 2,075
マネックス証券 約3,300

*ADR含む
データ元:各社プレスリリース(SBI楽天マネックスサクソバンク)ならびに
SBI証券、楽天証券、マネックス証券の各サイトから(19年7月13日時点、筆者調べによる)

 

SBI証券、マネックス証券、楽天証券で最低取引手数料が「なし」になったということは、手数料負けの概念がなくなったということを意味します。

具体的にいうと、1,111ドル以下の約定代金でも手数料の負担が増加することなく取引が可能になります。

 

今一度、現状の取引手数料体系に基づいて整理をします。

 

結論を述べると、トータルコストで考えた場合、SBI証券が他のネット証券(楽天、マネックス、サクソバンク)よりもベターである。ということです。

すなわち、取引手数料と為替手数料の両方を考慮すると、

  • 基本的に、SBI証券の取引で不利をこうむることはない。全価額帯(約定金額が1,111ドル未満、1,111ドル以上)で取引をすることに差し支えはない。

と私ザリガニは結論づけました。ちょっと回りくどい言い方ですが。

 

詳細は、本記事にまとめました。

それでは、どうぞ。


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手数料のおさらい

大手ネット証券会社3社(SBI、楽天、マネックス)に加え、取引手数料と銘柄数に強みのあるサクソバンク証券の手数料をまとめます。(本記事冒頭の表と同じです。)

各社の手数料比較
(2019年7月22日以降より適用、税抜き)

米国株式・ETFの
取扱銘柄数
売買手数料
(1回あたり)
最低
手数料
上限
手数料
サクソバンク証券
6,130 0.20% 5ドル 15ドル
SBI証券 約2,150 0.45% なし
(これまでは5ドルだった)
20ドル
楽天証券 2,075
マネックス証券 約3,300

*ADR含む
データ元:各社プレスリリース(SBI楽天マネックスサクソバンク)ならびに
SBI証券、楽天証券、マネックス証券の各サイトから(19年7月13日時点、筆者調べによる)

 

グラフにして、視覚的に見てみます

これまでの手数料体系と、19年7月22日以降の手数料体系を視覚的に比較してみます。

取引手数料

まずは、これまでの手数料体系。

4社とも最低手数料が5ドルだったとき(19年6月まで)のものです。

 

こちらが、今後の手数料体系。SBI、楽天、マネックスの3社で最低手数料の縛りがなくなりました。グラフ横軸(約定価額)が0~1,111ドルの領域が変更部分ですね。

 

すなわち、1,111ドルより低い約定金額でも、手数料0.45%が維持されます。

今までは、1,111ドル以下では手数料5ドルで一律でしたが、今後は手数料0.45%に応じて手数料が変動します。

SBI、楽天、マネックス証券の
手数料の変更

 

今後は、1,111ドル未満の領域だと、

  • SBI、楽天、マネックスのほうが、サクソバンクより有利

となります。

 

一方で、

  • SBI、楽天、マネックスの3社は取引手数料は0.45%、上限が20ドルで一律
  • サクソバンクは取引手数料は0.2%、上限が15ドルで一律

です。

 

したがって、

  • 1,111ドル以上だと、手数料だけ見た場合、サクソバンクが基本的に有利

となります。

 

グラフで見ると一目瞭然ですね。

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手数料の比率

次に、売買総額に対する手数料の比率を見ます。

今度の図も、赤がSBI、 楽天、マネックス証券の手数料率の推移、青がサクソバンクです。こちらは新手数料体系(19/07/22~)のグラフです。

概要をまとめると、次のようになります。

  • SBI、 楽天、マネックス証券:①→③までは同一の手数料率(0.45%)。③(4,444ドル)より約定金額が高くなると、取引手数料上限の15ドルに達するため、以後、手数料比率は下がっていく。
  • サクソバンク証券:②の部分(2,500ドル)までは売買金額に応じて手数料比率は下がっていく。②→④の間は0.2%で一定。7,500ドル以上の取引だと、手数料上限の15ドルに達することにより、手数料比率は下がっていく。

 

為替手数料も考慮する必要あり

手数料額ならびに手数料比率を考えると、

  • 約定金額が0~1,111ドルのとき、SBI、 楽天、マネックス証券が有利
  • 約定金額が1,111ドル以上のとき、サクソバンクが有利

という結論になります。

 

ただし、これは取引手数料だけで考えた話なので、為替に掛かる手数料も考慮する必要があります。

  • SBI証券は、住信SBIネット銀行と組み合わせることで、外貨為替手数料1ドル4銭(普通買付)または2銭(積立買付)で取引できます。SBI証券FXαで外貨を買うと手数料1ドル0.5銭になります。
【株取引におすすめのネット銀行と証券会社】住信SBIネット銀行とSBI証券で投資資金管理を自動化する話こんにちは、ザリガニです。 今回のテーマは、住信SBIネット銀行とSBI証券の組み合わせを活用する話です。 各サービスのメリ...

 

一方、

  • 楽天・マネックスは、外貨為替手数料1ドル25銭
  • サクソバンク証券の為替手数料は為替レートに対して最大0.2%。1ドル100円のとき20銭、1ドル110円なら22銭といった具合です。

 

この為替手数料を考慮すると、もうすこし考えることが増えます。取引手数料と為替手数料の2軸で考えないといけないためです。詳しい内容な下記の記事にまとめています。

【結局どっちがいいの?】サクソバンク証券とSBI証券の米国株購入時の総費用を比較してみた話こんにちは、ザリガニです。 今回は、サクソバンク証券とSBI証券で米国株取引にかかる総費用を比較してみた記事です。 ...

 

トータルで考えると、SBI証券が一番ベター

取引手数料と為替手数料の両方を考慮すると、

  • 基本的に、SBI証券の取引で不利をこうむることはない。全価額帯(約定金額が1,111ドル未満、1,111ドル以上)で取引をすることに差し支えはない。

と私ザリガニは結論付けています。ちょっと回りくどい言い方ですが。

 

理由は次の2点です。

  • 楽天とマネックスと比較した場合:

    取引手数料は同一であるものの、為替取引手数料が異なる。SBI証券+住信SBIネット銀行の組み合わせにより、外貨を有利に両替できる。この点から、SBI証券は楽天・マネックスよりも有利である。

  • サクソバンクと比較した場合(詳細検討記事):

    1:約定金額が0~1,100ドルの場合、今回の手数料撤廃のアナウンスにより、SBI証券有利が確定した。
    2:約定金額が1,100~6,000ドルの場合、SBI証券およびサクソバンク証券の間で総費用(約定代金+取引手数料+為替手数料)の差にほとんど優劣はなく、どちらも同程度。
    3:約定金額が7,000ドル以上の場合、SBI証券の方が有利。

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終わりに

取引手数料の下限撤廃という今回のアナウンスに基づき、手数料体系を洗い直し、どの証券会社が有利なのか再考察しました。

 

取引手数料と為替手数料のトータルで考えると、やはりSBI証券が強いです。

一番大きい要素は為替手数料ですね。

  • 住信SBIネット証券の外貨積立を使うことで外貨手数料を1ドル2銭にできること
  • 加えて、今回の最低取引手数料の撤廃により、0~1,111ドルの範囲で手数料負けすることがなくなったこと

このことから、SBI証券がどの約定価額帯においても他社と同等、または優位な水準に置かれることになりました。

 

以下に、4社各社の活用方法・選択方法を私の考えと共にまとめてみました。参考にされてみてください。

 

SBI証券の活用方法

上記で考察した通り、全体的な取引コストを踏まえると、4社の中で一番有利な証券会社です。

なにはともあれ、SBI証券がコア、第一選択の証券会社となるでしょう。

\SBI証券で口座を開設する/
SBI証券

 

楽天証券の活用方法

取引手数料はSBI証券と同じです。ただし、為替手数料がコスト高です。

一方で、楽天証券は楽天経済圏を活用したサービスが充実しています。

楽天銀行の普通預金金利0.1%、楽天カード、楽天市場、楽天モバイル、投資信託のクレジットカード積立投資+ポイントの付与など使えるサービスがたくさんあります。

投資信託(特につみたてNISA回り)で活用することに強みがあると考えます。

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\楽天証券で口座を開設する/
楽天証券

 

マネックス証券の活用方法

取引手数料はSBI証券と同じです。ただし楽天と同様、為替手数料がコスト高です。

マネックス証券を活用する場合、その強みは取扱銘柄数の多さでしょう。SBI・楽天と比較して、1,000以上の銘柄を取り扱っています。

また、米国株のスマホアプリが利用できる点も大きいです。SBIや楽天には無い点です。スマホアプリを使いつつ、無料で株価をリアルタイム表示できる利便性もマネックスの良いところです。

 

マネックス証券については、2019年7月8日~2020年1月7日まで米ドルの為替手数料(買付時)が半年間無料になります(リンク)。半年間の期間限定ではありますが、この期間に限っては、マネックス証券が4社の中で最安コストになります。

\マネックス証券で口座を開設する/
マネックス証券

サクソバンク証券の活用方法

サクソバンク証券は、取引手数料の安さが魅力です。一方で、為替手数料を考慮すると、SBI証券と同程度の総コストとなります。

サクソバンク証券の強みは、なんといっても取扱銘柄数が6,100超あることでしょう。SBI・楽天が2000種類台、マネックスが3,000種類台と考えると圧倒的です。

また、配当金再投資のDRIPも利用できます。CFD取引を活用して空売りもできます。

\サクソバンク証券で海外株口座を開設する/
サクソバンク証券

ただし、現時点で特定口座に対応していない点は注意が必要です。現時点の情報によると、特定口座の源泉徴収なしは今年の夏に対応される予定なんだとか。

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以上です。参考にしてみてください。

それでは、また。

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本サイトの管理人・運営者のザリガニです。 東京で外資系化学系メーカーのサラリーマンをしています。 主に投資・家計・資産運用に関する記事を紹介します。ときどき運動や英語の勉強なども書く雑記ブログです。 趣味は運動と旅行。山登りと筋トレ、ランニングなど。犬と猫も好き。




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