こんにちは、ザリガニです。
今回は家計簿の付け方について紹介しようと思います。
最初は本を参考にして家計簿をつけていました。そのうち慣れてくると自分流にアレンジしていくようになりました。私の場合社会人1年目の頃から家計簿をつけ始めて今で8年目です。
家計簿をつける目的は「見える化」です。
個人的な意見だと、お金の出入りの記録は最低限残しておいた方がよいと考えます。
資産形成 =(収入ー支出)+ 資産 × 運用利回り
の式のうち、(収入ー支出)をコントロールする上で非常に効果的だからです。
私が家計簿つけるにあたってやってきたこと、取り入れていることを紹介します。
それでは、どうぞ。
もくじ
まずはじめに
大事なのは以下の3点です。
- 予算を項目別に立てること
- 実績と比較すること
- 1と2を繰り返して、自分に最適な家計像をつくること
とにかく1か月分記録をつけてみる
今まで家計簿をつけたことがない人は、まず全部書き出してみることをお勧めします。エクセルが、グーグルスプレッドシートにまとめておくと良いです。ノートやメモ帳だと、金額の集計、分類、比較が手間だからです。
月ごとの予算を立ててみる
自分の手取り月収額に合わせて、項目別に予算案を立ててみます。
項目ごとの予算比率は任意でよいですが、私の場合「20代のいま、やっておくべきお金のこと (中村 芳子著)」の本を参考に立てました。インターネット上でもいろんな比率が紹介されているので、適当に引っ張ってきましょう。現時点で大事なのは、実績と比較できるように、予算をたてることです。
一人暮らしの場合(ボーナスが別途4か月分あると仮定)
- 家賃:25%以下
- 食費:10%
- 貯金:10~20%
- 特別費の取り分け:ボーナスから
- 自己投資費:10%
- 交際費・趣味費:15%以下
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予算と実績を比較し、自分のライフスタイルに合った予算比率に変更する
予算と実績の額を比べたら、黒字の項目もあれば赤字の項目もあったと思います。例えば食費が黒字であったなら、それはまだ余裕があった結果なのか、自炊をやって結構切り詰めた結果なのか振り返ります。余裕がありそうなら翌月度の予算割合を減らしてみるとよいでしょう。
逆に赤字の項目があったら、どうでしょう。例えば交際費が赤字だったら、それは飲み会の数が多く浪費的な使用が多かったのでしょうか?それとも他の避けられない要因があったのでしょうか?
以上のようなことを各項目について検討し、項目ごとの予算を調整していきます。これを3か月分やればおおよそ精度の高い予算が立てられるようになります。
合わせて、項目の分類も必要に応じて見直しておくとよいでしょう。被服費や本代といったカテゴリーを追加して、自分のライフスタイル・生活パターンに合わせて最適化していきます。
私の場合は、こちら↓の記事に紹介しているような項目に落ち着きました。
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私は不定期に購入するものは毎月目的別に取り置き枠を設け、年間あたりの金額で考えるようにしています。費用が大きめなため、毎月の家計簿に入れると変動が大きくなってしまうものが該当します。
- 取り置き費用(2万円/月):特に目的を定めない項目で、年間数回発生するようなものに使います。大きめの家具を購入したとき、高めの衣類を購入したとき、PCアクセサリの購入費、ウイルスバスター年間更新料など。ブログのサーバー代なども含む。
- 医療費(1500円/月):歯医者の定期健診費用。病院の受診費用・処方薬代。ドラッグストアで買う薬代など。
過去にはこんな名目で積み立ても行っていました。
- 結婚費用の取り置き:20代後半の頃は友人の結婚ラッシュでお金を工面しておく必要がありました。結婚式費用として毎月5000円プールしていました。
- 英語の試験・勉強代:TOEICなどの試験を定期的に受検するために、月5000円を積み立てていました。参考書の費用もここから出していました。
結果的に年間で余ってしまった取り置き分は、余剰として貯金に回すか、翌年の同項目に繰り越す対応をしていました。
年間の手取り収入、ボーナスを勘案して、年間の貯蓄額を決める
予算比率の調整と合わせてやっておきたいのが、月間・年間あたりの貯蓄額の決定です。
手取りの何%という形でもよいですし、毎月5万円と定額を貯蓄する形でもよいです。個人的には、先取り貯蓄として一定額を貯蓄するようにしていました。あらかじめ予算立てをしておいて、日常生活費には一切使わないお金として扱います。
ボーナスがある場合はボーナスもどれくらい貯蓄に回しておくか事前に決定しておきます。
年間100万円貯めたい、という場合には、毎月5万で60万円、加えてボーナスで40万といったように具体化して、それを毎月の予算案に落としておくとよいでしょう。
半年または1年おきに予算と実績を比較する
いったん予算案をつくり、何か月かすり合わせを行っていけば、すぐに精度の高い予算が作れるようになります。
あとは家計簿をつけておいて、半年または1年おきに実績と比較するだけです。昇給のタイミング、固定費(家賃や光熱費、通信費など)が変更になったとき、引っ越しをしたときなどに予算案の見直しをしていくとよいでしょう。
どのツールを使えばよい?
私の場合はエクセルです。
最初の1~2年はいろいろ試行錯誤をしました。どの項目が集計に適しているのか、自動集計するのに適したフォーマット・関数の組み合わせはどうか、などの検討です。
いろいろなアプリも試そうとしましたが、自分の思い通りに管理できる自由度という観点から、エクセルでの管理に落ち着きました。収支管理だけでなく、貯蓄額の推移や支出項目ごとの月推移もグラフ化して管理しています。
かれこれ過去8年間のお金の記録があるので、いろいろな情報を抜き取ってこれるようになりました。忙しい時期の食費はどのくらい、切り詰めた月の費用はこれくらい、とおおよその実績値を参照できます。
今はエクセルの家計簿記録に加えて、マネーフォワードで有価証券を含めた総資産の把握も行えるようにしています。私の場合、日々の収支はエクセルでの家計簿、資産運用がらみの推移の把握はマネーフォワード、といった形で使い分けをしています。
まとめ
本記事では、家計簿のつけ方について紹介しました。
家計簿をつける目的は、見える化です。
資産形成はこの式で表されます。
資産形成 =(収入ー支出)+ 資産 × 運用利回り
このうち資産形成の第一歩は、収入と支出を適切に管理し、投資に回せる資金を継続的に捻出できるようになることです。
家計簿はこの目的にとても効果を発揮します。
次回の記事では、私が家計簿をつけていてよかったこと、家計簿を続けてこれた理由について紹介したいと思います。
それでは、また。