投資

【投資の失敗談】先物取引で100万円を溶かしてしまった時の話・・・

こんにちは、ザリガニです。

今回はタイトルの通り、先物取引で約100万円を溶かしてしまったときの話を紹介したいと思います。いまでも苦いにが~い経験です。

とはいえ、このときの経験がいまの私の投資方針に大きく影響を及ぼしていることも事実です。

 

みなさんには、他山の石として一笑に付して頂きたく(そして無用な損失を避けて頂きたく)、記事を書きました。

それでは、どうぞ。

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先物取引に興味を持ったきっかけ

先物取引に手を出し始めたのは、投資を始めてちょうど1年くらいの頃だったと思います。

 

国内投資信託と日本個別株から投資経験を積んで、いろいろな投資先に興味を持っていたころでした。そして、個別株の短期売買よりもより簡単に利益を上げられる投資先はないかと考えていました。そこで見つけたのが日経平均の先物取引(日経225先物mini)でした。

先物取引が良いと考えた理由が、以下のものでした。

  • 市場が夜遅くまで開いている(深夜でも取引ができる、仕事の後にもトレードできる!)
  • 買いからも売りからもポジションを取れる(値上げ局面だけでなく、値下げ場面でも利益を狙える!)
  • 少ない投資額で、多くの利益を見込めそう(レバレッジをかけると効率的!)

 

これ簡単に利益出せるんじゃないの??

かいつまんで話すと、日経225先物miniは、10円の差益を得ると実際には1,000円の利益になります。50円の差益だと5,000円の利益となります。

 

日経225先物miniは、1日の取引の中でも100~数百円単位の取引値の変動がありましたので、スキャルピングの要領で10~100円の値幅の差益を狙って取引を行っていました。

始めに約100万円を先物口座に入れて取引を開始しました。最初は用心して日経225先物miniを数枚購入して、2~3時間の間で売買することを繰り返していました。数万円の損失を出す日もあれば10万円程度の利益を得る日もありました。

 

この経験で、これはとてもよい取引だ! 簡単に利益を増やせるぞ! と思ってしまったのが失敗の始まりでした。

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先物取引に夢中に!

その後、先物取引にどんどん夢中になっていきます。

このあたりで、調子に乗った取引も始めていきます。

 

より大きな利益を狙ってロスカット判定証拠金に近い枚数で取引を行ってみたり。もっともっと値上がりするはず、と思って利益を確定しなかったり。損をしてもすぐに回復すると思って損失を拡大させてしまったり…。

 

当時の私は、損失が出たとしても、その分時間を投入して、少しずつ利益を積み上げていけばトントンに戻せるし、トータル利益は確保できると考えていました。実際にプラスで取引を終えられる日もありました。その一方で、数万円単位で負けてしまうことも多々ありました。トータルで見ると負けが込んでいたと思います。

 

仕事もプライベートも先物取引で頭がいっぱい!!

どんどん夢中になって(そして損失を取り返そうとして)、先物取引に没頭するようになりました。パソコンの前に張り付いて、値動きを見計らって決済をすることを繰り返していました。逆指値などもあまり使っていませんでした。自分の判断でその時々の売買を行っていたんです。

1回だけ、平日の日中(仕事中)に先物のポジションをとったことがあります。業務中に携帯で逐一価格をチェックすることはできませんから、その間値動きがどうなったかヒヤヒヤして集中できなかった記憶があります。

夜間でも、ポジションをとったあとにお風呂に入ってみたり、買い物やランニングに出かけてみたりと、間を空けることがありました。時おり発生する急激な値動きが気になって、気がそぞろになることがしょっちゅうでした。

もう本当に一日中、先物取引で頭がいっぱいになってしまったんです。

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ピコンピコンという取引システムの音に過敏反応、そして睡眠不足へ・・・

当時、「HYPER SBI」という取引ツールを使っていました。アクティブトレーダーのために開発されたアプリで、通常の注文より速やかに取引注文ができるものです。

このシステムではサウンド音の設定がされており、約定時やリーチ時(指値の範囲に価格が近づいてきたとき)などに音が鳴る仕様になっています。

 

この頃にもなると、このアラート音が鳴ったときには体が条件反射で反応するようになっていました。音が鳴るたびに「株価チャートに何があったんだろう!?」と気になってしまうんです。夜中にこの音が鳴ってビクッとすることもありました。

当時、先物取引の夜間の大引け時刻は深夜3時15分だったと記憶しています。翌朝東証が始まると大きく値が動くことが多かったこと、証拠金の関係から大きな値動きに対応できなかったことから、基本的には毎日ポジションを解消してから寝ていました。

 

しかし、ポジションを解消するのも一苦労です。深夜0時ごろにポジションを解消して寝ようと思っていても、その時点で損失が出ていると決済しづらいんです。「あともうちょっと待って損失が回復してから、あとちょっとでも損失を抑えてから寝たい。」と思ってしまうんです。それがだらだら続くと、損失の回復を期待して深夜2~3時までパソコンとにらめっこしてしまうんです。

結果、睡眠時間が減り、翌朝がすごく眠くなることもありました。

 

 

雇用統計、FOMCといったイベントで大負け

当時は外国の重要な経済指標イベントについて全く無知でした。雇用統計やFOMCなどについて知らなかったんです。

経験的に、月初めの金曜日の夜は値動きが激しくなることがあるな~、と気にはなっていたのですが、最初の頃はなぜそうなるかの背景を知っていませんでした。

 

やがてこれらの指標のことを知るようになり、投資に活かそうと考えるようになります。つまり順張り、逆張りでポジションをとっておき、統計発表後に激しく動いた瞬間を売り抜けて値を上げよう、と考えたわけです。

経験がある方はよくご存じだと思いますが、統計発表後には本当に激しく値が動きます。結果的に発表の1時間前後で値動きはそれほど変わっていなくても、発表直後の数分で値が大きく変動します。その動きに乗って売り抜けられればよいのですが、そこはやっぱり素人です。大体負けるんですね。欲が出て売り時を逃すこともありました。ロスカットを受けたこともありました。

 

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(余談)友人の紹介で女性と食事に行ったときの話

ちなみにですが、夜19頃にポジションを取っていて、20時直前に6万円ほどの含み損を出していたことがありました。その日は、友人に紹介いただいていた女性と初めて会って、食事に行く予定になっており、御茶ノ水駅で20時に会う約束をしていたんです。

待ち合わせの時間直前に6万の含み損に気づき、その場で損切りをしておけば良かったのですが、何を思ったのかそのまま放置してしまいました。その時は先物の含み損で頭がいっぱいになっており、その女性に対しては上の空で、何を話していたかもほとんど覚えていません。(ちなみに2つ年上のとても魅力的な方でした…。)

 

当時のことで覚えているのは「株価が回復していないか? これ以上損失が拡大していたらどうしよう?」というドキドキ感だけでした。

夜23時頃帰路につき、口座を開いてみると、損失が約12万ほどに拡がっていたのは内緒です。。。

女性と会うときに、別の意味でお金の心配をして失敗したという余談でした。

 

鍋パーティーの一撃

この出来事が先物取引から撤退しようと思った最終的なきっかけです。これまた飲み会がらみです。

 

会社の同期社員と夜、鍋パーティーをやってたんですね。この日は雇用統計発表の金曜日でした。この時もポジションをとっており、事前にポジションを解消しようとしていました。

「今日は雇用統計の発表日だ!21時前にトイレにでも抜けてポジションを解消しておこう。」などと事前にちゃんと認識してはいました。しかし、お酒が入って気持ちよくなり、おしゃべりに夢中になり、すっかり雇用統計のこともポジションのことも忘れてしまっていました。

 

その夜日付が変わるころの帰り道、ふと我に返りました。

「そういえば先物どうなってたっけ?」

口座を確認した結果、30万近い損失をだしてロスカットされており、青ざめて一瞬で酔いが醒めてしまったのは言うまでもありません…。

 

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そして先物取引からの撤退へ…

これまでに紹介した出来事は、先物取引を始めてから4ヵ月間くらいの間に起こった出来事です。わずか4ヵ月で計100万円ほどを失いました。鍋パーティーの件のあと、最後の悪あがきで損失を取り戻そうと、性懲りもなく1週間ほど先物取引を続けました。この期間でも思うように利益を上げることができず、ここらが引き際だと感じました。

 

私は先物取引の類は相性が悪いと思うようになり、この経験以来、一切取引から手を引きました。

 

先物取引の失敗経験から学んだこと

私の失敗経験、いかがだったでしょうか。

ツッコミどころが多すぎますよね。隙もありすぎです。リスク管理も何もできていません。この記事を書いていて自分でも本当にそう思います。追証を受ける経験がなかったのは唯一の救いかもしれません…。

 

これらの経験から私が学んだことは以下の点です。

証拠金取引は金銭的・時間的に余裕がある人が行う

十分な金銭的余裕があること、ロスカットに対して十分なマージンがないとあっという間にロスカットで強制決済が行われてしまいます。合わせて、時間的にも余裕ないと、睡眠を削ってしまったり、安心して眠れない事態に陥ります。

 

 投資元本の多くをつぎ込まない。損をしてもよい本当の余剰資金部分で行うこと。

当時私が先物取引に傾倒していたとき、投資用の全資産は300万円ほどだったと記憶しています(個別株式も含む)。そのうち120~150万円ほどを証拠金として先物取引を行っていました。一気に損失が出た場合、これを取り戻そうとして無茶をしてしまい、更に損失を広げてしまう悪循環に陥っていました。

よく言われるたとえ話ですが、100万円が70万円に下がると30%の損失です。逆にこれを70万円から100万円に戻すためには43%の利益を上げる必要があります。損した分を「取り戻さなきゃ!」というプレッシャーが焦りを生み、判断を狂わせてしまいます。

 

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損切り、利益確定のルール化し、それを守ること。逆指値、IFDやOCO等の手当を徹底し、不測の値動きに備えること。

利益を出すにしても、損を出すにしても、そのルール化は必須です。その結果は自分が導いたものとして受け入れる心構えが必要であることを学びました。さもないと、気づかないうちに大損を被りますし、精神衛生上も非常に悪いです。

 

市場が大きく動くイベントを把握しておく。必要に応じてポジションは解消しておく。

特に雇用統計とFOMCですね。これら指標の発表直後に日経先物が本当に荒波のように動くことを学びました。どちらの方向に根が動くのかはギャンブルに近いので、ポジションを持たない方が賢明です。すぐロスカットにあいます。

 

証拠金取引には強制退場を行わせる仕組みがある。

証拠金がある一定以下の額になると、強制的に決済が行われます。ロスカットです。これにより損失が確定してしまいます。これが続くとどんどん資産が減少していきます。

一方で、極論をいうと、現物株式投資はその会社が倒産しない限り、いくら株価が下がろうとも強制退場させられることはありません。株価の回復を待つことができます。(それを世の中では凍死家と呼んだりもしますが…。)

 

先物取引は、株式の譲渡益と損益通算ができない。

先物取引で発生した損益は雑所得に区分され、株式の譲渡益とは損益通算ができません。当時、株式で利益を上げており、先物での損失を通算しようと試みたのですが、このルールを知りませんでした。なので、株式の譲渡益に掛かる税金を払いつつ、先物の取引損を被る結果となりました。

 

私が信用取引、FXや仮想通貨をやらないのもこの経験があるからです。証拠金取引には及び腰です。(正直なところ、仮想通貨には興味を持っています。ただ、投資をしたとしても余裕資金として20~30万が限度だと思っています。)

ちなみに、先物取引の撤退後、私は国内株式投資・投資信託に絞って投資をするようになりました。(2018年現在は米国株中心です。)結果的にこの時生じた約100万円分の損失を現物投資の運用益で上回るのに約2年かかりました。

 

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おわりに

このブログを書いていて気づいたのですが、この記事の途中から、利益確定・損失の言葉の代わりに勝ち・負けという言葉を使っていました。先物取引をギャンブルや勝ち負けといった感覚で捉えてしまっていた名残かもしれません…。

 

読者の方々に先物取引を勧めないわけでは決してありません。メリット・デメリットをしっかり理解し、リスク管理をした上でこのような取引を行う必要があるということです。

 

愚かな不肖ザリガニの恥ずかしい体験談でした。

長文になってしまいましたが、今日はこの辺で。

それでは、また。

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ザリガニの投資遍歴の話こんにちは、ザリガニです。 私は2013年の頃から投資を始めて、現時点で6年目くらいになります。 いまは米国・外国株を中心と...

 

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