こんにちは、ザリガニです。
私は25歳で投資を初めて、現在で6年目になります。
投資をする目的は、その時々で異なっていました。
- 単純に投資に興味を持った
- 短期間でお金を増やしたい
- 留学費用の足しにしてみたい
- お金を預金でただ寝かせるだけではもったいない
などです。将来に悲観して、年金制度が心配というよりかは、今あるお金を最大限活用したい、機会損失したくないという理由が大きかったと思います。
少しずつ投資の経験を得てきて、いろいろな本やブログを読んで、2018年に入ってから1つの目標を定めてみました。
- 経済的な夢を実現すること。具体的には、経済的自由を達成するための長期的投資を行い、資産を拡大すること。そして給与収入に依存しない生き方をデザインし、作り上げること。
目標を実際に数字に落とし込むことで、どう実現可能なのかを数字ではっきりととらえられるようになりました。
この記事では、「夢の実現コスト」について紹介します。この概念はとても分かりやすく、皆さんの家計や将来の計画にあわせてすぐに設定することができる考え方です。
それでは、どうぞ。
もくじ
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「経済的な夢」の実現にいくらかかりますか?
経済的自由の達成にあたっては、「世界のエリート投資家は何を考えているのか」の本を参考にしました。(本全体の書評はこちらの記事をどうぞ)
この本の中で、『自分の夢の「実現コスト」はいくらか? -勝つ可能性のあるゲームにする』という章があります。
夢の実現コストとは、下記5つの経済レベルを達成するための費用・資産を指します。
- 経済的安定
- 経済的活力
- 経済的自立
- 経済的自由
- 完璧な経済的自由
自分が達成したい経済レベルに合わせて、必要な年額コストを算出します。更にそのコストに対して、貯蓄と投資から得る配当や利子だけで賄える資産額を計算します。この資産額が自分にとって必要な「夢の実現コスト」です。
以下に、それぞれの経済レベルについて概説します。
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① 経済的安定 ─「生活費の心配」をしなくていいレベル
「経済的安定」とは、生活費に関わってくる以下の5つの費用を賄えるレベルです。
- 家賃・住宅ローン
- 食費・雑費
- 水道・光熱費、通信費
- 交通費
- 保険料
生きている間に、この5つの費用を払わなくても よかったら、どんなに安心できるか?」と質問してみてほしい。これらの費用を払わなくてよければ、安心して暮らせるし、生活の質は、きっと向上すると思わないだろうか。そして、これらのコストは実際には意外と少ないのだ。
出典元:アンソニー・ロビンズ著、 世界のエリート投資家は何を考えているのか、何を見て動くのか
なお、著者のアンソニー・ロビンズ氏は、次のレベルの「経済的活力」に進む前に「非常時用ファンド」を蓄えておくことを述べています。
つまり、「経済的安定」の額の6~12ヶ月分を非常時に備えて蓄えておくというものです。非常時とは、病気や解雇、不況などが原因で収入が突然ストップしてしまったときのことです。この非常時ファンドは一度貯めてしまったら、非常時に陥った時以外、一切手を付けないでおくものです。
例えば、経済的安定に必要な額が10万円だとしたら、非常時用ファンドとして60~120万円は手を付けない資産として取っておきましょうということです。日本でも「手取りの3~6ヶ月分をまず生活防衛資金として貯蓄しましょう」などとよく言いますね。それと同じ概念です。
② 経済的活力 ─「プチ贅沢費」の半分が働かなくても払えるレベル
次のステップは「経済的活力」です。
ここでいう「経済的活力」とは、「経済的安定」の上に少し贅沢をする余裕がある、ということです。毎月の衣料費や娯楽費、外食費、飲み会、ジムの会費、 ゴルフ代といったプチ贅沢項目に関するものです。これらのプチ贅沢費の半分を働かなくても生涯払えるとしたら、というのが定義です。
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③ 経済的自立 ─ ライフスタイルを維持するために働く必要がないレベル
「経済的自立」とは、現在のライフスタイルを維持するのに必要な額です。
これを貯蓄と投資から得る配当や利子だけで、必要経費を全てまかなえるようになれば、働く必要が全くない真の経済的自立を意味します。
経済的に自立できれば、自分がお金のために働くのではなく、お金が自分のために働いてくれる。仕事がイヤなら、辞めたらいい。働き続けるのは、あくまで自分が働きたいからで、お金のためではない。
出典元:アンソニー・ロビンズ著、 世界のエリート投資家は何を考えているのか、何を見て動くのか
④ 経済的自由 ─「理想のライフスタイル」を苦もなく実現できるレベル
「経済的自由」とは、現在のライフスタイルを維持した上で、働くことなしに大きな贅沢品をいつか購入できること、もっと自由なライフスタイルを送れることを意味します。
たとえば、自由に旅行するため、 豪邸や別荘を所有するため、 高級車や豪華ヨットを買うため、 教会や地域に貢献・寄付するためなどの金額になります。
これはもう本当に個人の考え・価値観次第ですね。
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⑤ 完璧な経済的自由 ─ いつでも欲しい物が何でも買え、やりたいことが何でもできるレベル
「完璧な経済的自由」とは、いつでも欲しい物が何でも買え、やりたいことが何でもできるレベルのことです。
働かなくても、自分の好きなことをやりたい放題で、自由に好きなように生きられたら、 どうでしょうか? 両親に理想の家を買ってあげる、海洋ゴミの清掃を行なう慈善財団を設立して寄付する…… などなど。
ちなみに著者は、「完璧な経済的自由まで到達できる人は稀」と言っています。「常識を超えた大きな夢が見られ、その実現コストを知りたい人にだけ考えてもらっています」とあります。ここまで到達したいかどうかは個人の考え方次第ですね。
短期・中期・長期別にゴールを設定する
上記のように、「経済的安定」、「経済的活力」、「経済的自立」、「経済的自由」、「完璧な経済的自由」の5つを紹介しました。
著者は、この中から自分が達成したい3つのレベルを選択し、それを短期・中期・長期別の3つのゴールとして設定するように勧めています。一般的には、「安定、活力、自立」の組み合わせです。もっと目標の高い人は「安定、自立、自由」をそれぞれ、短期・中期・長期のゴールとして設定するとのことです。
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まとめ
以上、夢の実現コストについての概説をしました。
次の記事では、この考え方にのっとって、私ザリガニが計算した「経済的自由のための実現コスト」を紹介したいと思います。
最後に、著者の言葉を引用して終わります。
お金は「感情的なゲーム」だから、「絶対やる! 目標を達成すると誓う!」 と言えるような具体的な数字を決めていくのだ。
ただ夢見るだけの人と、夢を実現する人の違いは、夢の実現コストを計算するかどうかだ。
出典元:アンソニー・ロビンズ著、 世界のエリート投資家は何を考えているのか、何を見て動くのか
それでは、また。
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本記事のもととなった、経済的自由の達成にあたっては「世界のエリート投資家は何を考えているのか」の本を参考にしました。この本の書評です。