こんばんは、ザリガニです。
私は資産運用を通じて経済的自由を達成することを目的に、日々のいろいろなことをブログの記事にしています。
本ブログにおける「経済的自由」とは、現在のライフスタイルを維持した上で、働くことなしに大きな贅沢品をいつか購入できること、もっと自由なライフスタイルを送れること、と定義しています。
関連記事>>経済的自由を達成する話①:「夢の実現」コストとは?
ここで、「働くことなしに」という部分を私はアーリーリタイアとかセミリタイアという言葉で置き換えていました。パッと見た感じはどちらも同じような意味に見えますよね。
でもブログ記事を書くうちに、この言葉の使い分けは何なんだろう? 違いはなんだろう? 正しく使えているかな?と気になってきました。
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リタイアとは
まず、アーリーリタイアとセミリタイアに共通する「リタイア」について調べてみました。
リタイア
[名](スル)《「リタイヤ」とも》
1 引退すること。退職すること。「リタイアして田舎に引っ込む」
2 競走・競技で、退場・棄権すること。
goo辞書より
ちなみに、英語のretireの意味をみてみると、
retire
Leave one’s job and cease to work, typically on reaching the normal age for leaving service. (職を辞し、働くことをやめること。多くは定年に達することで職を辞すことを指す。ザリガニ 訳)
とありました。
リタイアとは、引退・退職すること。さらには世間一般的に認識される年齢(日本だと60~65歳前後)で引退することを指すといってよさそうです。
アーリーリタイアとは
次に、アーリーリタイアについて調べてみました。
Web上の辞書で検索をかけてみましたが、私が調べた範囲では辞書中の言葉としてヒットしたものはありませんでした。
英語のオンライン辞書だと、下記の説明がありました。
early retirement
The practice of leaving employment before the statutory age, especially on favourable financial terms. (法定年齢に達する前に職を辞すこと、特に金銭的条件が好ましい状態にあるときを指す。ザリガニ 訳 )
とありました。この説明だと、日本企業で言う早期退職制度の説明に近い気がしますね。
「金銭的な懸念がなくなったことによって働かなくなった状態」という解釈でもOKでしょう。
セミリタイアとは
続いて、セミリタイアについて調べてみました。
アーリーリタイア同様、Web上の辞書で検索をかけてみましたがヒットしたものはありませんでした。
英語のオンライン辞書では説明がありました。
semi-retirement
The practice of retiring or withdrawing from employment or an occupation but continuing to work part-time or occasionally. (雇用または職を辞していること、しかしパートタイムまたは非常勤などの形態で働き続けていること。ザリガニ 訳 )
とありました。「semi-」の接頭詩には「半~、半ば~、未完の、部分的な」という意味があります。なのでセミリタイアを言い換えると「半リタイア、部分的リタイア」のような感じですね。
アーリーリタイアとセミリタイアの比較
上記を基に考察すると、
- アーリーリタイア
- 定年よりも前に引退すること(働かない状態のこと)
- お金のために働くことはない状態
- セミリタイア
- パートタイムだったり、非常勤だったりの形態で勤労による所得を一部得ている状態のこと
- 週のうち何日かは働いている(週1日だったり週2~3日、あるいは平日の半分だけ、などなど)
と言えそうです。
この記事を書いての気づき
多くの人は会社に属し、被雇用者(employee)として給与を得ていると思います。ある意味では週40時間の労働を対価に、給与所得と交換していることになります。
アーリーリタイア及びセミリタイアの意味するところは、この週40時間の労働を減らし、本人の自由な時間を増やしていくことなのかな、と感じました。
金銭的な懸念が完全になくなれば、アーリーリタイア。一部収入が必要な状態であればセミリタイア。という感じでしょうか。
金銭的な懸念をクリアしつつ自分の時間を増やすためには、2通りの考え方があると思います。
- 自分の勤労に対する時間単価を上げつつ、勤労時間を下げる
会社員としての給料を上げて、かつ残業を最小限(理想はゼロ)の状態で働くというイメージですね。あるいは1時間2万円の単価で仕事を請け負う弁護士さんが、1時間4万円の単価に変更して仕事に投入する時間を半分にするイメージでしょうか。個人事業主やフリーランサー、士業で働く人を思い浮かべるとイメージしやすいかもしれません。一般的なサラリーマンだと、この戦略を行い続けるのには上限がありそうです。
- 継続的な不労所得を得る。勤労による所得を不労所得で置き換え、勤労時間を下げる
株式の配当金や不動産投資による家賃収入、ブログやアフィリエイトによる広告収入などが該当します。株式銘柄を調べたり、不動産の管理をしたりブログを作成したりするのに一定の時間を要します。投入資金や投入時間が必要にはなってきますが、一度仕組みを整えてしまうと、勤労とは別に収入が入ってくるものになります。
自分の自由時間を増やすことができたら、それは家族との時間、趣味、やりたかったことを行う時間、はたまた社会的使命にコミットする時間として使うことができるようになります。
会社に所属している状態で、やりがいもあって、社会的貢献もできて、給与も得られて、ある程度フレキシブルな勤務形態であって、残業もなく、社内の人間関係も良好であれば良いのですが、さすがにこれらをすべて満たすような職場というのはまずないでしょう。
不労所得による収入をどれだけ積み上げ、給与所得に対する収入依存度をいかに減らしていくかがポイントになりそうです。
終わりに
アーリーリタイアとセミリタイアについて調べ、記事にしていると、意外にもいろいろなことを考えさせられました。
リタイアが意味するところは、「収入を目的に働くことをやめている状態」です。つまり、収入を得るために投じていた時間が、自由な時間として自分に返ってくることになります。別の表現だと、収入を得るために感じていたストレスやしがらみ、人間関係から解放されることと言い換えることができるかもしれません。
収入を得るために投じる時間が減ったら、無くなったら、みなさんは何をしたいですか?
永遠の課題ですね。
実際に、私は以前にもこんな記事を書いていました。
資産運用を通じて成し得たいこと、今この瞬間も大事にしたいこと、悩みは尽きませんが、今日はこの辺で。
それでは、また。