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DRIPを使って資産運用したときの過去実績を確認できるおすすめツールの紹介|DRIP Returns Calculator ~ 配当再投資戦略の有効性を知る ~

こんにちは、ザリガニです。

今回はDRIPの検討を行うにあたって、有用なツールを見つけたので紹介します。実際の銘柄データを参照・比較できるものです。

このツールを使うと、どれほどDRIPが長期の複利運用で効果的なのかを過去の実績を例に知ることができます。

このツールのメリット:

  • 個別銘柄に運用投資した場合の成績について、配当再投資あり・なしの場合で調べることができる。
  • ETFのデータも検索可能。
  • 個別銘柄の成績を、指数(S&P500など)や他の個別銘柄と比較できる。
  • 表とグラフが自動で作成されて便利。運用実績を視覚的に把握することができる。
  • 1995年以降のデータが使え、任意の期間で運用実績を参照できる。

 

配当再投資戦略が気になっている方にはぜひお読みいただきたい内容です。

それでは、どうぞ。

 

※ DRIP(配当再投資)の概要とメリット・デメリットについては、こちらの記事もご覧ください。

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DRIP Returns Calculator

ツール

今回紹介するのはDRIP Returns Calculatorというサイトです。

このサイトでは、個別銘柄に10,000ドル分を投資し、DRIPを使用して、あるいは使用せずに運用した場合の運用成績を見ることができます。

 

入力画面はこんな感じです。

 

結果のイメージ

結果を見た方がイメージが湧きやすいと思うので、結果を先に出します。

下の図は、P&G(PG)をDRIPによって配当再投資をしたときの運用成績を示します。比較対象としてS&P500(SPY)の結果も含みます。

1995年からの約23年分の運用成績になります。

 

上半分の結果が、配当をそのまま再投資に回した時の結果です。

下半分の結果が、配当を再投資しなかった時の結果です。

P&Gが黒字(グラフの黒線)、S&P500が紫色の字(グラフの紫の線)で示されています。

 

右側にある図に注目してください。

DRIPによって配当再投資をした場合(上側の図)

  • 初期資産10,000ドルがP&Gでは約85,000ドル(株式数:582株→1,023株)に増えました。S&P500(SPY)に投資していた場合、およそ77,000ドル(株式数:178株→264株)に増加しています。

下側の図は再投資をしなかった場合の図ですね。

  • 初期資産10,000ドルがP&Gでは約68,500ドルに増えました。S&P500(SPY)に投資していた場合、およそ9月61,800ドルに増加しています。

P&GとS&P500いずれも、配当再投資をしない場合と比較して、配当再投資をすることによって運用成績が大きくプラスになっていることが分かります。

 

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データの取り方|実際の使用方法

データの検索方法

実際のツールの使用方法を紹介します。

 

上の図の数字の順に説明します。

  1. Symbolの欄にティッカーを入力します。(MCDやKO、JNJなど)
  2. Start dateとEnd dateのところに、参照したい期間を選択します。このツールでは1995年1月1日から現在までの期間が選択できます。
  3. 比較したい指標を選択します(S&P500、ナスダック100、ダウ30)。Noneだと比較しない。Otherを選択した場合、ティッカーを入力することで個別銘柄と比較できます。
  4. ボタンを押すと結果が出ます。

成績の見方

成績の見方を説明します。

例えばコカ・コーラ(KO)を1995~2018の約23年間分、DRIPで運用した場合のデータがこちら。

(ちなみにKOだと、この期間ではS&P500にアンダーパフォームしていることが分かります)

 

画面上半分は配当再投資を行ったときの成績、下半分は再投資を行わなかったときの成績です。

検索対象の銘柄が黒字、比較対象の成績が紫の字で表示されます。

  • Start dateとEnd date:検索したい期間の開始日と終了日
  • Start price/shareとEnd price/share:開始日と終了日それぞれの株価
  • Starting sharesとEnding shares:開始日と終了日それぞれの株数
  • Dividends reinvested/share:1株当たりの再投資額
  • Total return:全期間のトータルリターン
  • Average Annual Total Return:平均の年率リターン
  • Starting investmentとEnding investment:開始日と終了日 時点の資産額
  • Years:検索した期間(年)

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実例あれこれ

実例をいくつか挙げてみます。グラフのみ抜粋してお示しします。

こちらの例はすべて、検索可能な日付(上場日や設定日から2018年9月まで)の最大期間で検索しました。初期投資額は10,000ドルです。

 

① Johnson & Johnson(JNJ)

連続増配銘柄で名高いJNJのデータを入れるとこんな感じです。

 

JNJ(黒線)S&P500(紫線)の比較
(上図:再投資あり、下図:再投資なし)

  • 再配当なしでも資産額が9倍になっていますが、再配当をすることで資産額は13倍(130,000ドル超!)になっています。

 

②  アルトリア(MO)

シーゲル銘柄で名高いアルトリア(MO)の成績です。

 

MO(黒線)S&P500(紫線)の比較
(上図:再投資あり、下図:再投資なし)

  • 再配当なしでは資産額が7倍になっています。再配当をすることで資産額は35倍(350,000ドル超!)になっています。

まさにシーゲル銘柄の強みがここに見て取れます。JNJを上回る成績ですね。。。

 

③  ETF銘柄:VTI vs VYM

DRIP Returns Calculatorでは、ETFの成績も検索できます

個別銘柄 vs 指数の比較だけでなくて、個別銘柄同士の比較もできます。便利ですね。

 

ということで、VTI(黒線)VYM(紫線)を直接比較してみました。

 

VTI(黒線)VYM(紫線)の比較
(上図:再投資あり、下図:再投資なし)

VTIの方が成績がよいのかな?と思っていたら、VYMの方が圧倒的に成績は良好だったんですね。これは驚きでした。

 

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考慮すべき点

これまで上記の内容は、本ツールのメリットを主に紹介しましたが、考慮すべき点も以下に示しておきます。

  1. 配当金にかかる税金は考慮されていないこと。
    • 私がこのツールの計算結果を調べてみた限り、配当金の額面100%分が再投資に回っています。すなわち源泉徴収によって上記で示した成績は下振れします。なお、株式分割の影響は考慮されているようです。
  2. あくまでも過去の実績であるということ。
    • これは1995年以降の成績を参照できるツールであり、将来の株価成長や配当の見込みを保証するものではないこと。

とはいえ、特に連続増配銘柄というのは、その配当実績に基づいて株価が下支えされていたり、将来の配当維持が期待されているというのも、これまた事実だと思います。

 

終わりに

今回の記事では、DRIP Returns Calculatorについて紹介しました。

 

サクソバンク証券における外国株取引の取り扱い開始のニュースをきっかけに、ここ1週間くらいで、私の中のDRIPに対する魅力がどんどん高まっています。DRIP教(DRIP狂?)ですね。

とはいえ、冷静に、DRIPを使う際のデメリットも今一度整理しながら、実際の導入を検討したいと思います。

それでは、また。

 

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本サイトの管理人・運営者のザリガニです。 東京で外資系化学系メーカーのサラリーマン(研究開発職)をしています。 主に投資・家計・資産運用に関する記事を紹介します。ときどき運動や英語の勉強なども書く雑記ブログです。 趣味は運動と旅行。山登りと筋トレ、ランニングなど。犬と猫も好き。

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