ザリガニの米国株と資産運用の日記

30代前半サラリーマン ザリガニによる米国株を主とした資産運用と日々考えたことを記すブログです。経済的自由を目指して!

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複利の力は偉大である話 ~ ② 増配編 ~|増配率も考慮しよう。米国株には連続増配・高増配率の企業がいくつもある!

2018/08/19 2018/08/20

こんにちは、ザリガニです。

 

私は米国高配当株を複数銘柄持っています。(>>関連記事:毎月の資産運用報告はこちら

もともとは配当利回りの数字に注目して高配当株への投資を行ってきました。

 

一方で、増配率というワードもあります。

増配率とは、前決算期または前年度の配当額からどれだけ配当額が伸びたかを示す指標です。

 

前回の記事では、複利の効果の基礎について記事にしました。

 

正直なところ、これまで私は増配率についてはそれほど気にしていなかったんです。連続増配年や減配はどうか?という目線で見ていました。

 

配当株の増配を考えたとき、実際どれほどの影響があるものなのか、今回検討してみることにしました。

 

それでは、どうぞ。


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とりあえずは試算してみる

とりあえず、まずは試算してみました。

以下に試算するにあたってのシナリオ、前提を記します。

シナリオ

  • 100万円で配当株を購入し、30年間保有した場合の資産額変化を検討する。
  • 購入時の配当利回りは2%増配率は6.5%とする。
  • 税金は考慮しない。
  • 配当金は全額再投資に回す。追加の資金投入はしない。
  • 毎年増配が続くものとする。

増配が30年も続くかどうか分かんないじゃん、そんなんありえないじゃん!というツッコミもあるかとは思いますが、あくまでも試算ということでご容赦ください。

 

なお、配当利回りと増配率の数値は、S&P500の過去20年間の平均値を参考にしました。

  • 平均配当利回り(1998年~2017年):平均値・中央値ともに1.84%
  • 平均増配率(1998年~2017年):平均値:6.3%、中央値:7.62%

(参考にしたデータのリンクはこちら:平均利回り増配率

 

では、以下に結果を示します。

 

結果

年間配当額と配当利回りの推移

まず、年間配当額と配当利回りの推移を示します。

元本100万円で配当再投資を毎年続けると、年間配当額は10、20、30年目でそれぞれ4万、13万、59万に達します。配当利回りは3.5%(10年目)、6.6%(20年目)、12.4%(30年目)に増加します。

年間配当額(黄色、左の縦軸)と配当利回り(赤、右の縦軸)の推移

 

全体の資産推移

先ほどの上図では、年間配当額と配当利回りの変化を見てみました。

 

次の図は、全体の資産推移をみたものです。

100万円を元本として配当再投資を続けた場合、およそ20年でその資産は2倍になります。

30年運用を続けると、およそ530万円に達します。

この図で言うと、元本(灰色部分)と配当累積額(緑部分)に対して、毎年の配当(黄色部分)が収益として入ってくるイメージです。

 

上記の検討は、増配率を6.5%としてシミュレーションしたものです。

比較対象として、増配率を3%および10%として再度検討しました。(極端な例なので単なる数字遊びとしてとらえてくださいw)

 

増配率3%/年の場合

購入時の配当利回り2%はそのままに、増配率を3%に引き下げた場合の結果です。

増配率6.5%と比較して、資産の伸びはそれほど大きくはありませんが、10年目、20年目、30年目で資産総額はそれぞれ125万、170万、255万円となります。

 

増配率10%/年の場合

購入時の配当利回り2%はそのままに、増配率を10%に引き上げた場合の結果です。

10年目、20年目、30年目で資産総額はそれぞれ137万、302万、2084万円となります。

特に20年目以降の伸びがすさまじいですね。30年目には2000万円を超えてきます。複利の効果と増配効果の明らかな寄与が見て取れます。

 

配当利回りとの関係

毎年増配が続いた場合の、配当利回りの推移を示します。これまでの検討で用いた数字である増配率3%、6.5%、10%で試算しました。

 

購入時の利回り2%だったものが、増配効果によってどれほど利回りが上昇したかを確認することができます。

 

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考察

増配によるブースト効果

今回、配当利回りと増配の関係を検討しました。この試算では購入時の配当利回りを2%、増配率を6.5%として試算しました。

 

資産額の変化の式は

  • 資産額=元本 × (1+運用利回り%)

で算出できます。

複利運用では、元本に加えて運用で得られた利益部分も以降の種銭となります。元本と追加収益額がどんどん大きくなっていくことで、より大きな利益を得ることができます。

 

今回の検討では、運用利回り部分が配当の利回りに相当します。

  • 資産額=元本 × (1+配当利回り%

配当の場合、この配当利回りの部分そのものが増配によって高くなっていきます

 

資産額が大きくなって複利の効果が大きくなるのに加えて、増配による配当利回りアップがブーストになって収益額がさらにさらに大きくなるということですね。

 

資産額=元本 × (1+配当利回り%

 

72の法則

ちなみに、「72の法則」というものがありますよね。複利運用をしたときに、資産が2倍になる期間を算出する簡便な算出式です。

72を年間利回りで割ると資産が2倍になるまでに必要な期間が求められます。

例えば年利7.2%だと、72÷7.2(%)=10年となります。年利7.2%で資産を2倍にするには、複利運用で10年の期間が必要ということです。年利3.6%なら20年が必要です。

 

今回のシナリオでは、購入時の配当利回りは2%と設定しました。

増配がなかった場合、72の法則に基づくと配当再投資をして資産が2倍になるまで36年かかることになります。しかし、増配という要素を反映させると、資産が2倍になる期間は約20年でした(増配率:6.5%の場合)。

 

実際の企業の例

もちろん、20年も30年も高い割合で増配を続ける企業はそう多くはありません。

毎年の収益や配当性向に応じて高い増配率を維持するのは難しいことも多々あるでしょう。

 

では実際に、連続増配をしつつ、高い増配率を維持してきた企業はどれだけあるのか調べてみました。

データ引用元:The DRiP Investing Resource Center 、18年7月末日時点のデータ

30年以上の増配をしつつ、5年平均、10年平均の増配率が6~7%以上の企業をいくつかピックアップしてみました。(20年以上の平均増配率を示したデータはありませんでした。個別にデータを拾ってくるしかなさそうです)

 

KOやJNJ、TGT、MO、PEP、MCD、MKCあたりはよく米国株ブログでも取り上げられる銘柄です。ホルダーの方も多いですね。

このほかにも同様の連続増配年、増配率の実績を有する会社はいくつもありました。興味がありましたらぜひご自身で調べてみると面白いと思います。

 

終わりに

以上のように、今回は配当と長期投資における、増配率の影響について検討してみました。

 

5~10年という短めのスパンではそれほど大きな影響は見えてきませんが、期間が20年、20年以上となるとその影響はとても大きいことが分かりました。

長期投資における複利&増配の威力は侮れないですね。

 

20代後半~30代前半にこのような株を一定額購入して、25年間くらい放置しておくとものすごいことになっているかもしれません。日本の証券会社からでもDRIPができて、購入後気絶しておけるような仕組みがあればいいのですが…。

 

今回の結果がなにか皆さんのお役に立つことがあれば嬉しいです。

それでは、また。

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関連記事です。

複利の効果の基礎についておさらいです。

 

実際の銘柄を参考例として、配当利回りと増配率のどちらを優先すべきか検討した記事です。

 

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自己紹介


こんにちは!ザリガニです。
30代前半独身男性。東京で外資系化学系メーカーのサラリーマン(研究開発職)をしています。
主に投資・家計・資産運用に関する記事を紹介します。ときどき運動や英語の勉強なども書く雑記ブログです。
趣味は運動と旅行。山登りと筋トレ、ランニングなど。犬と猫も好き。
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