投資

【初めての人向け】安心して投資を始めるために読みたい本の話

こんにちは、ザリガニです。

昨日は、社会人になりたての方にお勧めの本「20代のいま、やっておくべきお金のこと (中村 芳子著)」を紹介しました。

今日はそれに引き続き、「忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術(カン・チュンド著)」を紹介します。

お金に関する基本的な知識を身に付けた。貯蓄も始めた。投資を始めてみたい。そんな段階に来た人に読んでほしい本です。

それでは、どうぞ。

 

忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術

なぜ資産運用が必要なのか?

しっかりと家計のコントロールができるようになったら、次のステップは資産運用です。リタイア後の自分の人生を経済的に支えてくれる「みらい資産」を築くためです。

ではなぜ、貯蓄ではなく資産運用が必要になるのか?

大きな理由は2つです。

 

① 貯蓄を一定額積み立て続けても、将来必要な額に足らない

本書の例では、65歳時点で7500万円の資産を作ることを例に話が進んでいきます。

この額は、90歳まで生活すると仮定したうえで、公的年金の部分以外に自分で準備する必要のある資金です。(もちろんこの額は各個人の生活スタイルなどで大きく変動するので一つの目安です。)

現時点で35歳の人がこの額を準備しようとすると、毎月約21万円を積み立てる必要があります。これを毎月しかも30年続けるのはちょっと非現実的ですよね。

 

② 貯蓄ではインフレに負けてしまう

貯蓄は元本保証があり、安全に資産を守ることができます。しかし、インフレに弱いという弱点があります。

本書の例では、1977年から2006年の間にモノやサービスの値段が2倍になったとあります。つまり物価が100%上昇したということです。この間貯蓄をしていたら、そのお金の価値は半分になってしまっていた、ということです。もちろんこの期間はバブル景気の時期を挟みますから、貯蓄であっても定期預金の金利等でインフレの影響は相殺されていたでしょう。

しかし現在の定期預金の利率は、ネット銀行の最も有利なものでも0.25%程度です。100万円を預けても利子は2500円です。今後物価が0.25%以上の割合で上がっていったら、その貯蓄額は実質どんどん目減りしていくことになります。

したがって、将来の物価上昇を上回る資産運用が必要になるのです。

 

投資信託を使ったシンプルな資産形成

投資に感じる不安を克服する

投資を人生で初めて行う人が気にするのは、「損をしたらどうしよう」、「なんだか怖い、難しい」といった点だと思います。

本記事でいう投資とは、「長い時間をかけて成果を上げる」ものです。短期間でギャンブル的に成果をもとめる手法とは異なります。経済は好況期と不況期の波を繰り返しながらおおむね右肩上がりに上昇していきます。短期的な目線で言えば損失を被ることもありますが、世界経済のパイは拡大し続けており、この大局的なトレンドにのって投資を行っていくことがコンセプトになります。

あなたが投資に出会うのがいつかもわかりませんし、いつが好景気なのか、不況なのか、いつ投資を始めればいいのか、前もってわかることはできません。したがって、今、このときから始めることが大事になります。

 

毎月の収入からコツコツ積み立てる

「リスクの分散」及び「少額からできる投資」という観点から、筆者は投資信託を用いた投資を勧めています。

投資信託は様々な会社の株式や債券のまとまりですから、個別銘柄に集中投資するよりも、リスクを抑えることができます。また、投資信託は、安いものだと100円から、通常1万円程度から購入することができます。(日本株の個別銘柄だと、一般的に少なくとも数万円から10数万円程度の資金が必要になってきます。)

毎月5万円といった定額を投資に回すとしたら、コツコツ継続的に購入・積み立てができる投資信託が最適というわけです。

 

シンプルな投資をすること

筆者はシンプルな投資を推奨しています。

具体的には、以下の投資信託を購入することです。

  • インデックスファンド
  • ノーロードかつ信託報酬が低い

インデックスファンドとは、市場の平均値と同じ値動きになることを目指す投資信託のことです。日経平均やTOPIXなどのことです。

ノーロードとは投資信託の購入時の手数料が無料であることを指します。信託報酬とは、投資信託の保有時に掛かる継続コストのことであり、年率○○%という形でかかってくるものです。

投資においては、コストを抑えることが非常に重要ですから、「ノーロードかつ信託報酬の低い、インデックス型投資信託」が最適解の一つになります。

 

バランスを考えて投資する

投資信託にも、収益性やリスクが異なるもので様々ありますから、バランスをとることが大事です。食事をする際にも、主食、野菜、肉、果物などバランスの良い食事をするのと同じように、投資信託でも、いくつかの商品を組み合わせてバランスをとっていきます。例えば、①日本株中心の投資信託、②米国株中心の投資信託、③国内債券の投資信託、④外国債券の投資信託の4つを均等に購入する。などです。

具体的な配分の方法については本書を参照ください。

 

日々の損益を気にしないようにする

投資を始めると、気になるのがやはり損失です。積み立て投資では、長期間(ここでは30年)定期的に投資を行っていきます。毎月5万円を投資する場合、投資信託の値段が高いときも、安いときも一定の金額で購入していきます。これを何年も続けていくことで、毎月の購入額・損益が気にならなくなってきます。右肩上がりの市場経済に投資をしているという心構えで、ゆったりと構えておけばよいです。大事なのは将来の時点で資産が増えることです。

 

積み立て投資を行う窓口を一つ選択する

投資を行う上で、手間をかけないのが重要なポイントです。ですので、購入を行う口座も一つに絞ります。証券会社口座を複数口座持つと管理が複雑になるからです。

証券会社を選ぶ基準は以下の通りです。

  1. 「積み立て投資」ができる投資信託を扱っているか
  2. 「ノーロード」かつ「インデックスファンド」の品ぞろえがあるか
  3. 3つ以上の資産で「ノーロード」かつ「インデックスファンド」の品ぞろえがあるか
  4. 給与振込口座からの引き落としが可能かどうか

現在はインターネット証券会社が多く利用できますから、その中から選ぶとよいでしょう。私はSBI証券を使っています。もちろん上記の条件をすべて満たしています。

関連記事>>住信SBIネット銀行とSBI証券で投資資金管理を自動化する話

 

 

終わりに

いかがだったでしょうか。

あとは実際に証券会社の口座を作って積み立てを開始していくだけです。投資信託の積み立てを開始していくと、様々な経済の情報や株式に対する興味が湧いてきます。その都度いろいろ勉強して、投資の範囲をひろげていくきっかけになるとよいなと思っています。

 

ちなみにですが、本書は、金融庁主催の「つみたてNISAフェスティバル2018 (2018年4月21日実施)」でも紹介されていました。「初めての投資!おススメの一冊ベスト10」というセッションで第8位にランクインしています。

出典元:金融庁  つみたてNISAフェスティバル2018 (2018年4月21日)公開資料

 

最後に、一番私の印象に残った著者の言葉を引用して終わります。本書の中で一番私の印象に残ったところです。

この世の中で、あなたのお金のことをあなた以上に心配してくれる人はいません。

(中略)

「あなたのお金」にどうあってほしいかを規定するのは、あなた自身なのです。

わたしは恥ずかしながら「わたしのお金」について、次のように規定しています。

私のお金はわたしのために働こうとします。外に出ていきます。そして、自ら成長しようとするのです。わたしの役目は、わたしのお金がどこで成長しようとしているのか、遠くからそっと見守ってあげることです。」

出典元:忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術(カン・チュンド著)

 

それでは、また。

ABOUT ME
ザリガニ
本サイトの管理人・運営者のザリガニです。 東京で外資系化学系メーカーのサラリーマン(研究開発職)をしています。 主に投資・家計・資産運用に関する記事を紹介します。ときどき運動や英語の勉強なども書く雑記ブログです。 趣味は運動と旅行。山登りと筋トレ、ランニングなど。犬と猫も好き。




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